熊野那智大社 紫陽花祭
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紫陽花祭は六月十四日に斎行されます。
紫陽花祭について
しっとりと梅雨に濡れ、微妙に色変わりして咲くアジサイは万葉の昔から、我々日本人の心を慰めてきた麗しの花であります。
このアジサイが、境内のあちこちに咲き競う六月十四日午前九時より、自然の恵みに感謝し、疫病のおこりやすいこの時期無病息災を祈願する「紫陽花祭」を斎行、神前に紫陽花を供え宮司以下神事を厳修奉仕する。
巫女による「豊栄舞」も奉納され、紫陽花の小枝を持っての神楽舞は優雅のものである。
祭典後、宮司職舎前の「紫陽花園」が一般に開放され、七月初旬まで自由に観賞していただけます。
六月十四日は祭典終了後「紫陽花祭」のお直会として、一般のご参拝の方々に正午頃までの間、無病息災を祈願した茶菓の接待が「長生殿」で行われます。
紫陽花について
アジサイは我が国では古く万葉の時代から知られた花で、万葉集巻二十に「あじさいの八重咲く如くやつ代にを いませ我が背子見つつ偲はむ」と詠まれている。
この歌の意味は、あじさいが幾重にも咲くように、幾年月の代までもいらっしゃい。あじさいを見ながらどこかで、このあじさいのように栄えられていられるあなたをお慕い申しましょう というものである。
このアジサイの「アジ」は集まる意味で、「サイ」は真藍、即ち花の色彩から出た名で、万葉集では、味狭藍、安治佐為の用字で表しているが、今は紫陽花の字が一般に慣用されている。
「アジサイは、我国原産の「ガクアジサイ」から生じたもので、シーボルトが日本のアジサイを世界に紹介したもので、アジサイの仲間は世界に四十種位あるが、日本には二十数種を産し我が国はまさにアジサイ王国である。
アジサイは、地方では俗に「七変化」などとよぶが、アジサイの花が咲き始めて終わるまで、色が何回か変わるのでこの呼び名が出たのであろうが、アジサイは七変化するわけでなく、初めは白く、それが青みを帯び、淡紅色と変わり、紫褐色となって終わる。
当社の境内に咲く紫陽花は、元宮司時代の三十数年前より栽培をはじめ、宮司職舎付近、参道の辺り、車道沿いに植えられており、その数凡そ二千五百株を数え、ガクアジサイ・ヤマアジサイ・タマアジサイ等々十数種ほどがあり、全てが花をつけて咲くと凡そ十数万の花が咲き競うこととなる。
《那智大社様より頂戴した資料を掲載させて戴きました》
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